...そそ走りゆく乾反葉(ひそりば)の白膠木(ぬるで)...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...そそ走(ばし)りゆく乾反葉(ひたりば)の白膠木(ぬるで)...
薄田淳介 「白羊宮」
...藪(やぶ)からさし出る白膠木(ぬるで)が眼ざむる様な赤(あか)になって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...白膠木(ぬるで)紅葉(もみじ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...他(た)に先立(さきだ)つて際(きは)どく燃(も)えるやうになつた白膠木(ぬるで)の葉(は)が黒(くろ)い土(つち)と遠(とほ)く相(あひ)映(えい)じて居(ゐ)る...
長塚節 「土」
...なにがしの寺の庭にある白膠木(ぬるで)の老木の實をむすびたるを見てくれなゐに染みしぬるでの鹽の實の鹽ふけり見ゆ霜のふれゝば((ぬるでの實は味辛し故に方言鹽の實といふ))三十日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
......
長塚節 「長塚節歌集 下」
...白膠木(ぬるで)を切り取り...
蜷川新 「天皇」
...築山(つきやま)の下に大きな白膠木(ぬるで)のもみじがあって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……窓の外の白膠木(ぬるで)……...
久生十蘭 「キャラコさん」
...寝台も白膠木でもむかしのままよ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...白膠木(ぬるで)の梢(こずえ)が墨絵のように揺(ゆ)れている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...池の汀に紅葉した白膠木(ぬるで)が一本あるだけで...
久生十蘭 「西林図」
...芽出しの白膠木(ぬるで)の葉繁みがレースのような繊細な影を落しているのが...
久生十蘭 「肌色の月」
...楊(やなぎ)や白膠木(ぬるで)の木を削っていろいろの飾りをつけた祝い棒がこのために銘々(めいめい)に与えられる...
柳田国男 「こども風土記」
...ユルデ即ち白膠木(ぬるで)の葉から酢を搾りそれをさう呼んで居た(人類學雜誌一九〇號)...
柳田國男 「食料名彙」
...ユルデすなわち白膠木(ぬるで)の葉から酢を搾りそれをそう呼んでいた(人類学雑誌一九〇号)...
柳田國男 「食料名彙」
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