...まどろこしい郊外電話に癇癪玉(かんしゃくだま)を爆発させながら...
海野十三 「恐怖の口笛」
...「何時(いつ)の間にそんなことが……」「君はそれが分らないのか」明智は癇癪玉(かんしゃくだま)を破裂させた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...俺(わし)の癇癪玉も破裂するぞ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...癇癪玉を押えつけるのを...
豊島与志雄 「水甕」
...癇癪玉だの直接行動だのに関係がありましたろうか...
豊島与志雄 「水甕」
...癇癪玉(かんしゃくだま)を破裂させたような声で...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにはとうとう先方の癇癪玉(かんしゃくだま)を破裂させて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついに少し癇癪玉(かんしゃくだま)が焦(じ)れてきて...
中里介山 「大菩薩峠」
...奥歯で囓(か)み潰(つぶ)した癇癪玉(かんしゃくだま)が炎となって鼻の穴から抜けるので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...冒頭(はな)つから人騷がせをしたくないからお前を頼んでゐるんぢやないか」平次は到頭癇癪玉(かんしやくだま)を破裂さしてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いきなり癇癪玉(かんしやくだま)を爆發させました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家では母に癇癪玉ぶっ放した...
原民喜 「焔」
...癇癪玉を破裂させた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...癇癪玉が破裂しそうになった...
火野葦平 「花と龍」
...朝からの癇癪玉を一ぺんに破裂さしていたもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...癇癪玉(かんしゃくだま)一蹉(さだ)ノ森にいた薩軍の陣屋で...
吉川英治 「松のや露八」
...しかし癇癪玉(かんしゃくだま)も...
吉川英治 「松のや露八」
...あの人の癇癪玉が破裂するのかしら?」ところでわたしたちはまだ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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