...あの「痴人の懺悔」などと云ふ本は僕に近い阿呆の書いたものだ...
芥川龍之介 「闇中問答」
...その時またうたふ)水なき井戸のいひけるはゐごころよきわが家の戸に牝牛を呼ぶには鈴(りん)一つ鳴らせば足るかかる世をおくる人はほむべきかな痴人(しれもの)ならで誰かはほめむ井戸のなかのかわける石を葉のなき樹のいひけるは妻をめとりふるき炉のそばに落ちつきて子供らと床(ゆか)の上なる犬のみをたからと頼む人はほむべきかな痴人(しれもの)ならで誰かはほめむふゆがれの樹を(楽人等退場)...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...本当に深く考へれば考へる程私は未成熟のものでないかぎりまた或る欠陥を持つてゐる者とか無能力者、白痴、狂者など、或る種の疾病をもつもの以外に即ち普通の生活に堪へ得るものであつて生理的にも充分発育を遂げたものならば資格は先(ま)づあるものにちがひはないと思ひます、あなたはさうお思ひにならなくつて? 併しどうしても子供の出来ると云ふことが苦痛であつたり、恐ろしいと思ふ念を払ひ退けることが出来ない時には、その場合避妊をするもいゝでせうけれど一旦妊娠してからの堕胎と云ふことになつて来ればさうはいかないと思ひます...
伊藤野枝 「私信」
...――今更になつてはかへらぬ愚痴だが...
武田麟太郎 「落語家たち」
...どうでもいいという白痴の生きかたを選ぶものらしく...
太宰治 「女の決闘」
...母親にしても悲歎の余りいろいろな愚痴が出るのだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...白痴の口止めは不可能に近い...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...そりや夢中なんで」「そんなのが四人も五人も大川端に集まるんだから江戸は廣いなア」「先づ第一番に白痴(ばか)の猪之助――この男は取つて二十九の良い若い者だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言語上の音痴民族となつてしまつた...
萩原朔太郎 「ローマ字論者への質疑」
...ゴリオ爺さんのお粗末な情けない有様や痴呆染みた物腰は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...痴話のなんのという段ではなく...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...皆愚痴言ひつゝ相談する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あんな騒ぎを更に続けて酔ひ痴れてゐれば...
牧野信一 「熱い風」
...恋愛の為の痴愚と云はるべきものを聖なるものと信じてゐた...
牧野信一 「小川の流れ」
...眠ってたってそんな鈍痴(どち)な真似はするもんか...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...近比(ちかごろ)伊庭孝君は同書の中の痴人と死との誤訳を指摘してくれられた...
森鴎外 「不苦心談」
...痴愚(ちぐ)にかえって極楽に生れるところにあるのでござる...
吉川英治 「親鸞」
...今年は大厄(たいやく)だったんだなア」愚痴をこぼしてフラフラと一...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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