例文・使い方一覧でみる「畷」の意味
スポンサーリンク...どうやら先刻（さつき）畷で逢つた奴に似て居る... 
石川啄木 「葬列」
...餘程の畷を拔けなければ...
泉鏡花 「遺稿」
...雨の夜の畷で不思議な大きな提灯を視たからと言つて敢て圖に乘つて...
泉鏡花 「遺稿」
...高い山、低い山、高原、平野、畷道、または波うち際の砂浜に至るまで、どこにでも、松の樹の存在は見出される...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...畷とも道ともつかない小逕（こみち）を無数の人影がうようよしている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...玉突（たまつ）きだのアイスクリームだのというハイカラなものには長い畷（なわて）を一つ越さなければ手が届かなかった...
夏目漱石 「こころ」
...一同が広々とした畷（なわて）へ出て...
松本泰 「秘められたる挿話」
...五町畷という堤が切れたとき...
山本周五郎 「契りきぬ」
...さしたる苦労もなく城下はずれの畷道（なわてみち）に...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「もう畷（なわて）かい？」「ごらんなせい...
吉川英治 「江戸三国志」
...九兵衛は畷（なわて）を駆けて...
吉川英治 「江戸三国志」
...まさしく畷（なわて）の篠（しの）のやぶにあたります...
吉川英治 「江戸三国志」
...荒川畷（なわて）ではお蝶らしい者の影を見つけ...
吉川英治 「江戸三国志」
...久我畷（こがなわて）にちかい野で泥田が多く...
吉川英治 「私本太平記」
...四条畷（しじょうなわて）...
吉川英治 「私本太平記」
...久我畷（くがなわて）をすすみ...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう彼方（かなた）の畷（なわて）で追い着いた丈八と糸屋とが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...チチ……畷（なわて）の大藪（おおやぶ）に風が立ちそめて来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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