...畢竟(ひっきょう)それだけだ』――これでは少しも桜の花を貶(けな)したことにはなりません...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...人の生活は畢竟神の前にあっては無に等しい...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...この説にはまだまだ克服すべき多大の困難があるにもかかわらず、それが多数の賛成者を得るに至ったというのは、畢竟、ほとんど年々のように向う見ずの人間が現われて、萌芽なしに無生の物質から生物を作り出すことにとうとう成功したというようなことを宣言するものがある、それをその都度いちいちその誤謬を摘発し説明するのにくたびれ果ててしまったためと考えられる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...より美なる生活は畢竟より芸術的な生活でもあり得るとしたならば仏陀の真実の教は...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...これは畢竟(ひっきょう)身体が弱く...
大隈重信 「運動」
...「智は畢竟(つまり)狐で...
薄田泣菫 「茶話」
...男児畢生(ひっせい)危機一髪...
太宰治 「春」
...畢竟(ひっきょう)生理的の原因に依るからなので...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...畢竟(ひっきょう)は科学も自由芸術の一つであると云っている...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...畢竟(ひっきょう)するにかの希望的の光輝に反映して霎時(しょうじ)に幻出したるものにして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...どないにもならんさかい」畢竟(ひっきょう)ずるに農奴なるが故に「逃散」が罪になるということは...
中里介山 「大菩薩峠」
...茶碗(ちやわん)や皿(さら)や凡(すべ)ての陶磁器(たうじき)は熱火(ねつくわ)に割(は)ねて畢(しま)つて一つでも役(やく)に立(た)つものはなかつた...
長塚節 「土」
...』といひ畢りて素のごとく...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...畢竟(ひっきょう)同氏の学力が足らずその真相がよく呑み込めなかったので乃(そこ)でその辺の事実を取り間違えたのである...
牧野富太郎 「植物記」
...蘭軒がこれを影抄し畢(をは)つた時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...畢竟(ひっきょう)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...畢竟は家を作る者の関心が遠く及び...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...正成が畢生(ひっせい)の思いをこめて...
吉川英治 「私本太平記」
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