...いかにも初め目に留まりしは我なりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ガレノスは数年のあいだローマに留まり前回と同じように著作をし開業した...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...ここに飮み醉ひて留まり伏し寢たり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...すなはちその國に留まりて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...河内の志幾(しき)にお留まりなさいました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...竊に小船に乘つて逃げ渡つて來て難波に留まりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...葬儀が畢(おわ)って漢産は留まり...
田中貢太郎 「竹青」
...そして留まり難し...
種田山頭火 「其中日記」
...単に文字の示す悪い意味の不快な感じだけでは留まりませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳は留まりませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...無事に貪婪(どんらん)な関所を通って田沼主殿頭の目に留まりました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...今年は不思議に花時から江戸に踏み留まり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一時間近く、海底に留まり、何ら不便を感じなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...往来人多く留まり見る...
南方熊楠 「十二支考」
...中央の一つは天に留まり...
柳田国男 「年中行事覚書」
...跡かたもなく忘れ果てゝ此寺に留まり...
夢野久作 「白くれない」
...この時シルヴァは山口に留まり...
和辻哲郎 「鎖国」
...そういう状況のなかにビレラは敢て留まり...
和辻哲郎 「鎖国」
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