...門(もん)の下(した)でこの男に缺けてゐた勇氣である...
芥川龍之介 「羅生門」
...」「何故つて……」男は一寸揉手(もみで)をした...
薄田泣菫 「茶話」
...」和尚は不思議さうに若い男の足を覗き込んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...そこには一人の男が扉に脊を向けて...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...なぜなら、あの男は、許されたって、あなたの人格のお蔭とは思わず、女王さまが臆病だったのだと考えるだけでしょう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...エンコジョウ(手錠)をはめられた男が二人の看守にはさまれて...
高見順 「いやな感じ」
...これも男爵でなかった...
太宰治 「花燭」
...男の顔に泥塗るやうな事さへせぬかぎり大抵のことは大目に見てやるがよし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...みじめじゃありませんか」「それは男のことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この八五郎の男が立たねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...柔和(にうわ)な顏の男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...良心を喪(うしな)つた男が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...情(なさけ)のお詞(ことば)身(み)に徹(てつ)しぬとて男一匹(をとこいつぴき)美事(みごと)なきしが...
樋口一葉 「曉月夜」
...男の名はアウネスト・ブラドンといって...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...昔は恋を寄せてくる二人の男の優劣のなさに思い迷っただけでも身を投げた人もあったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また彼女を追いかけて来た男があります...
吉川英治 「江戸三国志」
...「こやつ、少し血迷っているな」と思いながら、グイと、対手(あいて)の押してくるのをこらえきると、男は、馬のような前歯をかみしめて、「ウ、邪魔をしやがると、承知しねえぞ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...こんな男にいいようにされて...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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