...甲府城を真中にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...六甲府の牢屋は甲府城の東に方(あた)ってお濠と境町の通りを隔てて相対し...
中里介山 「大菩薩峠」
...前に甲府城の勤番支配であった駒井能登守...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府城を乗取ってしまおうという計画なのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...さもなければ広くもあらぬ甲府城下のことだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府城の大手の前で山崎と別れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府城を乗っ取って大事を起さんとし...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府城乗取りの陰謀は...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲府城を乗っ取るといって...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...「甲府城の近郊に貯蔵所のあることは...
山本周五郎 「風流太平記」
...甲府城は初め城代制...
山本周五郎 「風流太平記」
...甲府城では、幾たびか探索を試みた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「あの禁令はむろん柳沢が出したものじゃない、しかし法令を持続させたのは彼だろう、たびたびの反柳沢運動にも拘らず、彼の地位がゆるがず、甲府城主となり、大老などと僣称(せんしょう)されるようになったのは、ひとえにそのおかげさ」「しかしあの狂気じみた禁令は、むしろ彼の首繩(くびなわ)になっていると思うがね」「その反対さ、まるで逆だったんだ」主馬は面白そうに笑った、「あの法令が行われる限り、庶民の一部と、役人の多くの部分が、ひじょうに儲(もう)かる」「――ははあ」「信じられないか、では訊(き)くけれども、われわれは毎年、猪(いのしし)や兎の肉を喰(た)べるし、鶏はもちろん、牛や豚の肉まで喰べた筈だ」半之助はいやな顔をした...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「手を束(つか)ねていても、わたしたちは亡ぼされてしまう、生きるか死ぬかの、時が来たのです、甲府城には、武器も、兵粮(ひょうろう)も、馬も、兵も集めてある、恵林寺さまの御遺志を守って、城にたてこもって、ひと合戦するか、黙って幕府の手に捕われるか、途(みち)はこのうちの、一つよりほかにありません、また、武田家再興の望みも、この機会をのがしては、もう決して来はしません、これが、百三十余年のあいだ、待ちに待った、たった一度の機会です、今後には決して望みのない、たった一度の……」こんどこそ、彼は思いだした...
山本周五郎 「山彦乙女」
...彼もまた甲府城に拠って...
山本周五郎 「山彦乙女」
...かねて甲府城に武備を貯(たくわ)えていた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...これらは、甲府城の城代、柳沢隼人(はやと)に引渡されたが、他の者は(二三の条件付きで)二十日ほどのちに釈放され、騒ぎはおさまった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...柳沢美濃守吉保(やなぎさわみののかみよしやす)の封(ほう)ぜられている甲府城の外濠(そとぼり)...
吉川英治 「江戸三国志」
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