...用心深い顔をあたりにくばる...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...非常に用心深いことはその物越で直ぐ分りません...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...何という用心深い悪魔だ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...私は用心深い人間だからね...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...」律子は用心深い...
太宰治 「律子と貞子」
...しかし用心深い彼女は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...そういう問題はまずまず敬遠しておくほうがいいという用心深い態度を守って...
寺田寅彦 「自由画稿」
...いつも用心深い男でした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...こんな連中は用心深い屋敷の奥の室(ま)へ立て籠って...
徳田秋声 「足迹」
...――いやそれはかえって用心深いやり方だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恐ろしく用心深いんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ブラ下った木の枝も梁(はり)も無かったんだから文句は無いでしょう」「そんな用心深い家へどうして入ったんだ」「それが少しもわからないんですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...用心深い織匠(はたや)は念を押した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...用心深い弁護士の態度が消えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...用心深いハースコートを網に捕らえて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...やはり用心深い様子で...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...用心深い犯人がよく知っていたに違いありませぬ...
夢野久作 「巡査辞職」
...本能的に用心深い足取りで...
夢野久作 「白菊」
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