...シナの文字を用いて日本のことばをうつしたのである...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...又カント的意味に於ける直観も必ずしも吾々が日常用いている直観概念ではないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...ベーンは――第二種類の一例――運動感覚を用いて空間表象を説明した...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...用いていないとは云われない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...上品な偽名を用いてる手紙――を幾通か受け取った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また教師たる人も其処(そこ)に意を用いている人は必ずあろうけれども...
新渡戸稲造 「今世風の教育」
...それにはどちらも「ヒ」の乙類の仮名が用いてあるのであります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...さすれば「乾」を「ふれ」の仮名に用いているということになります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...理性の飾りと印章を用いて...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...昨日は貴女に麻酔薬を用いて...
平林初之輔 「人造人間」
...我国の本草学者などは中国でいう草をコブナグサに充てコブナグサの漢名としてこれを用いているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかるに上に書いたように貝原益軒はカエデに機の一字を用いているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...クリュシッポス自身の武器・言葉・そのものを用いて彼をうちまかし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あるいは更に誇大誇張を用いてときにありのままなる真実を害することがないでもないのに気がつく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これに比べますと都(みやこ)の人たちが今用いている大概のものは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...もっとも煙草はゴム管を用いて蔭で人間が吸い...
山本笑月 「明治世相百話」
...詭弁(きべん)を用いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして同一量の粗生生産物がより少量の土地を用いて得られることになる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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