...出産したあとに聞こえる「産声」は、赤ちゃんが生命を持ったことを示す最初の泣き声です...
...あの女性の「産声」を聞きたくて、一緒に病院に行った...
...西野カナさんは、名曲「Best Friend」の「産声」が独特で、ファンも多い...
...親戚中が集まって赤ちゃんの「産声」を祝い、お祝いを渡した...
...耳つぼが垂れている人は、「産声」が高いと言われることがある...
...そこの恐ろしい沈黙の中から起こる強い快い赤児(あかご)の産声(うぶごえ)――やみがたい母性の意識――「われすでに世に勝てり」とでもいってみたい不思議な誇り――同時に重く胸を押えつける生の暗い急変...
有島武郎 「或る女」
...暫くしてかすかな産声(うぶごえ)が気息もつけない緊張の沈黙を破って細く響いた...
有島武郎 「小さき者へ」
...何しろそこで産声を挙げられたのが金三郎様じゃ...
江見水蔭 「備前天一坊」
...すこやかな産声(うぶごえ)であり...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...お前の産声(うぶごえ)が聞こえてきたのだ...
豊島与志雄 「彗星の話」
...その叫喊(きょうかん)は生まれいずる者の産声(うぶごえ)であり...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...私はこの江戸で産声をあげたのであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...心配されていたが丈夫な赤ちゃんがつぎつぎと産声をあげた...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...芝新銭座(しばしんせんざ)に「慶応義塾」が産声(うぶごえ)をあげた...
服部之総 「福沢諭吉」
...力みのある産声が聞えて来た...
久生十蘭 「キャラコさん」
...誰かの胎内から産声をあげて出て来...
久生十蘭 「新西遊記」
...二十五年前に栃木刑務所の産室で産声をあげた...
久生十蘭 「虹の橋」
...「人造人間の発見」「試験管から人間が生れる」「今秋までにはオギャアと産声をあげる」というようなセンセーショナルな標題をかかげているのがあるかと思うと...
平林初之輔 「人造人間」
...この村で産声を挙げさせられたといふ話は元から知つてゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...二日の午前九時四十分健康な産声を高々と...
宮本百合子 「暁光」
...高い産声がしている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の生んだ子が産声を立てるのを聞くと云ふものは...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...おそらく産声をあげたか...
森下雨村 「三十六年前」
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