...頑固者だから、生一本でやっていくつもりだ...
...彼女は生一本の性格で、頑張って働いている...
...生一本のアスリートが、金メダルを獲得した...
...あの人は生一本のバイク乗りで、ツーリングが趣味だ...
...彼は生一本の芸人で、とても面白い...
...生一本の日本語だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...実際は決してそんなにこいさんに対して生一本な愛を捧(ささ)げていたのではあるまい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...生一本、此地方でいはゆる引抜はよかつた、N家の酒はよい酒である、そのよい酒の最もよい酒だ、酔うて蚊帳もつらずに寝たのはあたりまへだらう...
種田山頭火 「行乞記」
...お土産として灘の生一本...
種田山頭火 「其中日記」
...まして手入らずの生一本(きいっぽん)ときては……」二十六ほどなく大中寺の門前までやって来た時分に...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちらにも了見(りょうけん)がございますぞ」「そんなに生一本におっしゃるものじゃございませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その性格が生一本(きいっぽん)で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...併し私の妙子は、性格的にも至って明るく、少し無鉄砲で、生一本で、優しくて、臆病で本当に十三の小娘のようにナイーヴなところがありました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...生一本で正直者で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この明けっ放しで生一本らしい娘に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女は正直で生一本なのが一番良い――」そう言う平次の胸には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の敵(かたき)を討って下さい」若くて生一本な権八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――お孃さんは生一本で眞面目だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...正直者で生一本な男だつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生一本(きいつぽん)な加野を...
林芙美子 「浮雲」
...余り生一本にやるのは考えものだ...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...まじめな生一本(きいっぽん)の男と対(むか)っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...生一本(きいっぽん)の娘の心理とが...
夢野久作 「復讐」
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