例文・使い方一覧でみる「生き恥」の意味

...なア！」そして自分の生き恥ぢをさらすのが意氣地ない樣になる... なア！」そして自分の生き恥ぢをさらすのが意氣地ない樣になるの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...これとよく似た係蹄に我れとわが手にかかって人の虜（とりこ）になり生き恥をさらす人は実に数え切れないほど多数である... これとよく似た係蹄に我れとわが手にかかって人の虜になり生き恥をさらす人は実に数え切れないほど多数であるの読み方
寺田寅彦「映画雑感（３［＃「３」はローマ数字、1-13-23］）」

...死に勝る生き恥をさらすだけの話……そんな悲劇も... 死に勝る生き恥をさらすだけの話……そんな悲劇もの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...日本橋の袂（たもと）に曝（さら）される代物だぜ」心中のやり損ねは日本橋の高札場の下に三日も生き恥を曝された時代です... 日本橋の袂に曝される代物だぜ」心中のやり損ねは日本橋の高札場の下に三日も生き恥を曝された時代ですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...云わぬが花でござろうよ」「生き恥じをさらしおります」と... 云わぬが花でござろうよ」「生き恥じをさらしおります」との読み方
本庄陸男「石狩川」

...現在どんなに芸術家としては生き恥をさらしているかと云うことを感じさせるものが少くなかった由...
宮本百合子「獄中への手紙」

...春夫が奇妙な生き恥を文学上さらしているのと好一対... 春夫が奇妙な生き恥を文学上さらしているのと好一対の読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...いかに彼が二の句がつげず生き恥をさらしたか... いかに彼が二の句がつげず生き恥をさらしたかの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...しようことなしにかいたものには生き恥をのこすほかの何ものでもあり得ない...
山本実彦「十五年」

...――敵の捕虜となって生き恥さらすことが... ――敵の捕虜となって生き恥さらすことがの読み方
吉川英治「上杉謙信」

...活字のうへの生き恥だけでもたくさんなのに... 活字のうへの生き恥だけでもたくさんなのにの読み方
吉川英治「折々の記」

...檻車に生き恥をさらされるような不覚をするのだ... 檻車に生き恥をさらされるような不覚をするのだの読み方
吉川英治「三国志」

...子孫に生き恥をさらさせるものではありませんか... 子孫に生き恥をさらさせるものではありませんかの読み方
吉川英治「三国志」

...それよりは生き恥たえて... それよりは生き恥たえての読み方
吉川英治「私本太平記」