...自ら台本の瑕疵(かし)を見出すが為である...
芥川龍之介 「雑筆」
...何もしない人々の想像では瑕物になつてゐると云ふ事を考へると...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...柳毅の義弟の薜瑕(せつか)が京畿(けいき)の令となっていたが...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...彼が一生の瑕(きず)としてお島たちの母親である彼が二度目の妻を...
徳田秋声 「あらくれ」
...若し其れをだに白璧の微瑕と見るなら...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...身に引受けた看板の瑕(きず)に等しき悪名(あくみょう)が...
永井荷風 「妾宅」
...拭うことの出来ない瑕瑾(きず)の付く事件ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御政道の瑕瑾(かきん)と相成る...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可惜(あたら)白玉の瑕(きず)に成りて...
樋口一葉 「雪の日」
...あたかも夜光の璧(たま)に瑕瑾(きず)を生ずるが如き心地して...
福沢諭吉 「日本男子論」
...疵瑕(きず)と言ッては唯(ただ)大酒飲みで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...仕上げにも瑕疵(かし)はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...父弥一右衛門は一生瑕瑾(かきん)のない御奉公をいたしたればこそ...
森鴎外 「阿部一族」
...二洲が此(かく)の如き小疵瑕(せうしか)の故を以て山陽を逐つたのでないことは言を須(ま)たない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...併し十太夫の勤振(つとめぶり)にはこれと云ふ廉立(かどだ)つた瑕瑾(かきん)が無い...
森鴎外 「栗山大膳」
...かりそめにも家に瑕瑾(かきん)なからしめ...
吉川英治 「三国志」
...この美男子の玉に瑕(きず)となっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかも一点の瑕(きず)なく彫琢(ちょうたく)の巧緻(こうち)染付(そめつけ)の豪華(ごうか)絢麗(けんれい)なこと...
吉川英治 「増長天王」
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