...いつもの純金の匙に珈琲(カツフエ)の茶碗をかきまはしながら...
芥川龍之介 「河童」
...食堂では珈琲を煮(に)ている...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...乞食はもう一杯珈琲が飲みたかつたのを辛抱(がまん)して外へ出た...
薄田泣菫 「茶話」
...肝腎の珈琲皿のやうなお月様が三笠の山の上に出てゐない事に気がついた...
薄田泣菫 「無学なお月様」
...商大の先生が遊びに来たから珈琲(コーヒー)をふるまって読んでもらったが...
橘外男 「雷嫌いの話」
...いいことがある! と傍らの珈琲(コーヒー)店の食卓ですらすらと認(したた)めてくれた一通の紹介状...
谷譲次 「踊る地平線」
...芸術巴里の「常夜の祭り」がこのかるちえ・らたんであろう!珈琲(コーヒー)一ぱいで一晩かけているキャフェの椅子のやるせなさ...
谷譲次 「踊る地平線」
...そして女中に菓子と珈琲とをくれと云った...
豊島与志雄 「蠱惑」
...「菓子と珈琲とコニャックとをくれ給い...
豊島与志雄 「野ざらし」
...村田は初めて我に返ったかのように、珈琲を一口飲み、煙草に火をつけた...
豊島与志雄 「反抗」
...しかもそこから少し先の街路には珈琲(コーヒー)店の中に撞球(たまつき)の音が聞こえている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...次の日われサンジェルマンの四ツ角なる珈琲店(カッフェー)パンテオンにて手紙書きてゐたりしに...
永井荷風 「書かでもの記」
...「銀座アルプス」や「珈琲(コーヒー)哲学序説」などでよく分るように...
中谷宇吉郎 「寺田先生と銀座」
...珈琲を飮みかけてゐた主人が私の方へ顏を向けて微笑みかけながら「ゆうべはよく眠れたか?」と英語で訊いた...
堀辰雄 「旅の繪」
...季節によって色々に取かえますが只今(ただいま)の処ではその月の一日には必ずオートミルのマッシを食べて珈琲(こーひー)を一杯飲みます...
村井弦斎 「食道楽」
...小おんなが持て来る一盞(ひとつき)の珈琲の冷(さ)むるをも顧みず...
森鴎外 「舞姫」
...●女中の手登場……探偵の前に珈琲を置いて退場……...
夢野久作 「涙のアリバイ」
...急に明るいクリツシイ通(どほり)に出て行(ゆ)きつけの珈琲店(キヤツフエ)へ入(はひ)つて行(ゆ)くことも思つて見た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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