...猥雑な言葉を使わないでください...
...隣人から聞こえる猥雑な音楽がうるさいです...
...彼の話は猥雑な内容だったので、聞くのをやめました...
...猥雑な絵を見るのは好きではありません...
...猥雑な雰囲気の場所にはこないようにしています...
...今から考えると随分思い切った乱暴な猥雑(わいざつ)なものですが――小屋の表には後姿の女が裲襠(しかけ)を着て...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...ひどく猥雑なものである...
石川欣一 「山を思う」
...そして猥雑な中年男の旅人であることを確認しただけに過ぎない...
梅崎春生 「幻化」
...猥雑な百鬼夜行の体たらくで……でしょうな...
海野十三 「地獄の使者」
...猥雑混沌をきわめている...
林不忘 「安重根」
...しかし此処でもその猥雑(わいざつ)さは...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...猥雑な場末町に住みついた町医者の感じでもある...
外村繁 「澪標」
...猥雑(わいざつ)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...猥雑(わいざつ)なレヴュウを観て居る裡に...
西尾正 「陳情書」
...猥雑な乗客の群も...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...カフエーの女と中年の小説家とが、何か戯れるところが書いてある小説を読み――漸く中途まで我慢したが、その描写の猥雑、創作態度の混濁に思はず眼を反向けた、面白くないのだ...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...『古事記』『日本紀』を猥雑(わいざつ)取るに足らぬ書と評すると一般で...
南方熊楠 「十二支考」
...「純文学」における自我の崩壊、それにつれての通俗化、猥雑化と、この無用人、有用人の関係はつながりがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかるにあの娘たちは淫卑(いんび)猥雑(わいざつ)...
山本周五郎 「似而非物語」
...はなはだ猥雑(わいざつ)な態(てい)で見物しておったが...
吉川英治 「三国志」
...Matsu・ホテルの青い建物では満艦飾(まんかんしょく)のグロテスクな女が意気で猥雑(わいざつ)なブラック・ボトンを踊り...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
...金羊毛の舞踊室から無頼漢(ぶらいかん)の礼讃を象徴するような意気で猥雑(わいざつ)なタンゴが響いてくると...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
...唄は多く猥雑なものであるが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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