例文・使い方一覧でみる「様」の意味

...鴉の左大弁様は悲しいとも... 鴉の左大弁様は悲しいともの読み方
芥川龍之介「邪宗門」

...ほっとした様子で互に顔を見合わせ... ほっとした様子で互に顔を見合わせの読み方
海野十三「宇宙尖兵」

...女子も男子と同様に政治上の地位を要求して已（や）まざるべく... 女子も男子と同様に政治上の地位を要求して已まざるべくの読み方
大隈重信「現代の婦人に告ぐ」

...ソンナヲ云ウ貴様コソアプレダ... ソンナヲ云ウ貴様コソアプレダの読み方
谷崎潤一郎「鍵」

...斯様（こう）からだをつかったせいか... 斯様からだをつかったせいかの読み方
徳冨蘆花「漁師の娘」

...多様の作家が呈出する答案を検閲するときにあたって... 多様の作家が呈出する答案を検閲するときにあたっての読み方
夏目漱石「作物の批評」

...梅子は漸やく手に余る弟を取つて抑えた様な気がしたので... 梅子は漸やく手に余る弟を取つて抑えた様な気がしたのでの読み方
夏目漱石「それから」

...隣藩佐竹様への押えとして... 隣藩佐竹様への押えとしての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...反対側から全く同じ模様の絨毯を敷いた床が現れた... 反対側から全く同じ模様の絨毯を敷いた床が現れたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...あなた様が貧乏しているのを知りながらあの世で... あなた様が貧乏しているのを知りながらあの世での読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...溜息と一緒に考えこんでいた様子だ... 溜息と一緒に考えこんでいた様子だの読み方
牧逸馬「双面獣」

...突然訪れて来た兄様と... 突然訪れて来た兄様との読み方
牧野信一「鵞鳥の家」

...伊沢辭安様... 伊沢辭安様の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...お母様にたのんで断って頂いて... お母様にたのんで断って頂いての読み方
夢野久作「白椿」

...「武器庫（ぶきぐら）の獄は何処か」「官兵衛様のお身はいずこに」と... 「武器庫の獄は何処か」「官兵衛様のお身はいずこに」との読み方
吉川英治「黒田如水」

...「宮様とは、数年の間、みちのくの艱苦を共にしてまいりましたが、ここにてお別れ申さねばなりません...
吉川英治「私本太平記」

...また怪しむべき様子を指摘して... また怪しむべき様子を指摘しての読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...豊前（ぶぜん）の大里（だいり）の浦か」「左様でございます」「思い出した――この辺りの浦々や島は... 豊前の大里の浦か」「左様でございます」「思い出した――この辺りの浦々や島はの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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