...花か木の芽か山独活(やまうど)を摘みに来た娘らしかった...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...軍用船は単独で出発した...
梅崎春生 「狂い凧」
...私は間もなく独逸(ドイツ)へ遊学にでかけました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...山独活は独活といふよりも...
薄田泣菫 「独楽園」
...僕独特の堂々たる哲学体系が出現して...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...まず第一に一つの政治形態の主張――その国家乃至民族理論及び独裁形態説等々――から始まり...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...独り山県系に属する遊星の多数は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...独(ひと)り歩きなどをするものはないのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...独絃哀歌あたりの作品は実に名篇であつて...
萩原朔太郎 「蒲原有明に帰れ」
...揚座敷のほうは、いわゆる独房で、縁付(へりつき)畳を敷き、日光膳(にっこうぜん)、椀、給仕盆などが備えつけてあり、ほかに、湯殿(ゆどの)と雪隠(せっちん)がついている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それをしばらくあの独特な苦笑にまぎらせてゐたことだらう...
堀辰雄 「炉辺」
...把捉さるべきものが凡ての認識の前にそれから独立に成立してゐねばならず...
三木清 「消息一通」
...日独協定のことについて...
宮本百合子 「暮の街」
...独善と融和させたものであったようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此の間も独逸(ドイツ)の何とか言う会社へ直接注文して...
森本薫 「みごとな女」
...また規律と真理の大敵であるところの・あの独りよがりの・思いあがった・しつこい・喧嘩腰の傲慢を憎むようにもなったのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後にその周囲の山林を独占した者が...
柳田國男 「地名の研究」
...侵されるをゆるさないとする――独自の保守的性格にあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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