...黒瀬橋より狩野川に投げ込み立ちかえりしところ...
井上円了 「おばけの正体」
...先日狩野川へ投げ込みたる熊猫なり...
井上円了 「おばけの正体」
...狩野川へ行こうよ...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...三人が、町の裏通りばかりをわざと選んで歩いて、ちえっ! 何だいあれあ、と口々にお祭を意味なく軽蔑しながら、三島の町から逃れ出て沼津をさしてどんどん歩き、日の暮れる頃、狩野川のほとり、江島さんの別荘に到着することが出来ました...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...眼前の狩野川は満々と水を湛(たた)え...
太宰治 「老ハイデルベルヒ」
...狩野川にしては、歯がこまかいぞ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...しかし酒匂の鮎が足りなくなると馬入川(ばにゅうがわ)や狩野川(かのがわ)の鮎を使う事がありますから随分雑種の鮓が出来ますけれども先(ま)ず酒匂の鮎ならば鮓に適しています...
村井弦斎 「食道楽」
...伊豆の狩野川にゐた狩野介光茂(かのうのすけみつもち)となり...
吉川英治 「折々の記」
...狩野川(かのがわ)の流れに洗われている...
吉川英治 「源頼朝」
...狩野川(かのがわ)も霧の朝まだきからである...
吉川英治 「源頼朝」
...今年も狩野川の出水があったり...
吉川英治 「源頼朝」
...お館の森、狩野川の水、宿場の屋根...
吉川英治 「源頼朝」
...狩野川の上流に當る湯ヶ島温泉にもう十日ほど前から來てゐるのだ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...五時沼津の狩野川河口を出る汽船に乘るのです...
若山牧水 「樹木とその葉」
...狩野川がまるで津浪で船が繋いでおかれねえ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...中にうねうねと輝いているのが狩野川...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...附近を流るる狩野川から引いた灌漑用の堀らしいものではあるが...
若山牧水 「村住居の秋」
...狩野川の川口に在る漁師町らしい場末などが多数残つただけで殆んど全部焼けてしまつた...
若山牧水 「村住居の秋」
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