...彼女には特殊性の高い趣味がある...
...この仕事には特殊性を要するため、経験者が必要だ...
...その人物は特殊性を持っていると言われている...
...この建物の設計は特殊性が高く、世界的に注目されている...
...物理学にとって特殊性は非常に重要な概念である...
...表現主義者は人間をその個人的特殊性に於ても...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...民族によってそれぞれの特殊性をもっていること...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...特殊性がありまたそれの生ずるのを否認すべきではないということ...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...特殊性が普遍化せられたからと云って...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...特殊性や具体性と思われたものが...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...当業者は万才の特殊性を挙げて万才が決して画一的に予定のコース通りに行くものではないので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...日本一国の特殊性...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...また特殊性を生かしあって...
中井正一 「巨像を彫るもの」
...更に兒童文學藝術の特殊性と機能とをヨリ効果づける爲の性...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...かえって現実の歴史的特殊性によって理由づけられているのである*...
三木清 「科学批判の課題」
...今や特殊性に転換した普遍性は現実的に普遍性を獲得してゆく...
三木清 「親鸞」
...何故ならプロレタリア的基礎經驗はそれの特殊性に於て根源的に實踐的であるからである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...各の基礎經驗の特殊性は人間の存在の特殊なる交渉の仕方によつて規定されてをり...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...意識の特殊性に從つて本來...
三木清 「歴史哲學」
...なぜなら、意識もむろん或る意味ではひとつの存在と見做され得るにしても、それの特殊性は、既に記した如く、意識は主體的事實がその主體性に於て自己を表出する場面であるといふところにあるからである...
三木清 「歴史哲學」
...日本の文化は日本のわたしたちをさえ戸惑わせるような伝統の特殊性から解放されなければならない...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...これも日本の特殊性かね? まるでどうも...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ここに天平様式における写実の特殊性が見いだされるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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