...この光の物語るところによってこれらの星が皆我々の地球上にあると同種の諸原子から成立っていることが分るのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...よも山のことを物語る――多くは樺太に關する話だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...今その大要を物語ることにしよう...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...日本ファッショ化過程が原始的な抵抗を呼び起こしつつあることを物語る一例にはなる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之はデモクラシー的大衆の悟性を物語るものだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...あそこの生活が彼女にはどんなに藥だか知れないということを物語るのだったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...われわれはただわれわれの知るところだけを物語るのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お角はお銀様に物語る前に...
中里介山 「大菩薩峠」
...内亂の悲慘を物語る破壞と焦土と...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...その詳細は以下の本文自身が物語るであろうから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...蒙昧人の生活で子供を育てることの極めて困難なることをよく物語るものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私もやっぱりそのような詩趣を失わずに物語るのがふさわしいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この問題に関していっそう大胆に論争しその奇想を物語るところが見たいといわれるなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同所に於て行われたる事跡を物語るものにして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...横濱の景氣不景氣を物語るものみたいだつた...
吉川英治 「折々の記」
...程普の物語る由来に聞き恍(ほ)れていた...
吉川英治 「三国志」
...彼らの経験を物語るある章や...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...――画面において浄土の光景を物語ることではなくしてただ永遠なるいのちを暗示する意味深い形を創作するにあることを...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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