例文・使い方一覧でみる「物凄い」の意味
スポンサーリンク...物凄い有様を写してゐた事でございます... 
芥川龍之介 「地獄変」
...あんな物凄いさびしい音を聞きながら...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...百雷（らい）の崩れおちるような物凄い大音響がした...
海野十三 「空襲下の日本」
...パチパチと、物凄い音がして、松林が、ドッと燃えあがった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...この物凄い光景を見た瞬間...
海野十三 「爬虫館事件」
...普通の人の額の冷たさに變つた物凄いやうな冷たさを掌に覺えた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...一寸ドナテルロ風な物凄い彫刻である...
高村光太郎 「回想録」
...それはお梅でなく物凄いお岩の顔であった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...夕映えの色も常に異なった暗黄色を帯びて物凄いと思う間に...
寺田寅彦 「嵐」
...刻みの深い物凄い顔の紐（ひも）が緩（ゆる）んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「真っ平御免ねえ」パッと肌脱ぎになって後ろを向くと、頸筋（くびすじ）から背中へかけて、斜め一文字に、物凄い古傷の痕...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その物凄い群の大半は大井町駅で吐出されるが...
原民喜 「氷花」
...或時は精神病院のそれのやうな物凄いホテルの一室に...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...物凄いようである...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...これ以上の物凄い話...
松崎天民 「友人一家の死」
...その物凄い意味とは反対に...
横光利一 「旅愁」
...物凄い物音であった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...怪人と巨人！それは物凄い有様である...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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