...苦悩を見物することを楽しみとするようなことのある筈もない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...門の外に飛出して見物するのであった...
伊波普猷 「私の子供時分」
...全文をそのまゝに活字に物することゝはなりにたり...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...ぶらぶら町を見物する...
谷譲次 「踊る地平線」
...近頃はそんなものを見物する旅客も稀(まれ)になり...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...対岸の火事を見物するやうなものだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ダンスを見物する...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...またあすこをよく見物する便宜を与えられるような資格でいたのでもありませんでした...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その後は別にかけ廻りて見物する模様もなく...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...隣りの騒ぎを見物するため...
直木三十五 「南国太平記」
...芝居を見物する原因は複雑のようですが...
夏目漱石 「虚子君へ」
...実はこの地を見物する口実の下(もと)に...
夏目漱石 「行人」
...あんなものを熱心に見物する女はことごとく間違っているとまで思い込んで...
夏目漱石 「三四郎」
...空しく丹波丹六の英雄的行動を見物する外はなかったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私を見物するために...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...そこへ一等の船客から吾々特別三等の連中まで一パイになって見物するんで...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...私は此宿にせめて一日でも泊つて吉林を見物する予定にして来れば好かつたのにと思つた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...かれは明け方に鳴門の渦潮(うずしお)を見物する者と称して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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