...つまり暗黙のうちに物々交換をする訳なのである...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...奥地へはいってアイヌと物々交換をして...
高見順 「いやな感じ」
...物々交換の爲の大きな市が立つた處であらうと思はれる...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...物々交換がその「新経済政策」であり...
谷譲次 「踊る地平線」
...実際二つの商品の相互の物々交換の現象においては...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...物々交換となれば...
豊島与志雄 「水甕」
...この妙見の社を市場として一種の奇妙なる物々交換を行う...
中里介山 「大菩薩峠」
...相談のうえに物々交換(ぶつぶつこうかん)を行った...
新渡戸稲造 「自警録」
...物々交換でなくちゃ……せち辛いのよ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「この地方では現在でも物々交換の習慣が残つてゐるのか知ら?」ローラは滝本に...
牧野信一 「南風譜」
...物々交換といふやつを始めても好い...
牧野信一 「村のストア派」
...物々交換の状態から貨幣経済に次第に進み...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...彼らはもっぱら物々交換をし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...土地では今でも物々交換の形で...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...ハルの腰に大きな猟用ナイフと並んでぶらさがつていたコルト式短銃との物々交換を申し出た...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...沙漠の中には物々交換時代の隊商の屯所がある...
横光利一 「欧洲紀行」
...また物々交換――外国貿易も内国商業もすべての商業は実際物々交換であるが――に対する刺戟を何ら減少しもしないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...すべての取引が物々交換によって行われると仮定しよう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索