...疑問として片づけておく事のできないような事実を感じさせるんです...
有島武郎 「或る女」
...軟体動物並に腕足類に関するいくたの研究を片づけるために...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...僚友の遺骸(いがい)の一部分を片づけたりした...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...何をいっても皆まで聞かずに否(ニヤット)の一言で片づけるのには大いに困った...
谷譲次 「踊る地平線」
...この男のことを片づけておこう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まず片づけてから――小太郎一人を殺したとて...
直木三十五 「南国太平記」
...「お宅(たく)じゃ早くお貞さんを片づけたいんでしょう」自分の父も母も実際そうなのである...
夏目漱石 「行人」
...そこいらを片づけさした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...おれのような単純なものには白とか黒とか片づけてもらわないと...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...押入れの鶴石のベッドを片づけてゐるところである...
林芙美子 「下町」
...その他要件片づける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あたかも鬼が煎餅を噛むようにぐんぐん片ッ端から片づけていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...お節は涙を拭いて音をたてずにあちこちと物を片づけ土鍋に米をしかけてゆるりと足をのばした...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...座敷の方の片づけかたを頼まれた紀久子が金屏風を取り出しに福をつれて蔵へ入って行くと...
矢田津世子 「父」
...よごした物を自分で片づけていたそうです」登は佐八の枕許(まくらもと)へすり寄った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...祝宴のあと片づけがすんだのは十一時に近いころであった...
山本周五郎 「竹柏記」
...「片づけなければならない荷物だってあるし...
山本周五郎 「ひとごろし」
...みんな袋ごと呉れてやるから手前(てめえ)一人で片づけろ...
夢野久作 「支那米の袋」
便利!手書き漢字入力検索