...片っ端から之(これ)を傷け...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...おれは用のないものは片っ端(ぱし)から捨てるのが立てまえだ...
有島武郎 「或る女」
...片っ端から読み耽ったのでありました...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...見る見る片っ端からくずされて行くのを見て...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そう云って喜ばして置くが好いぜ」「ああそうしましょう」「留守の間(うち)に店の菓子を片っ端から食べるが好いかい」「好いどころじゃア無い...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...米友はつづいて二人三人目ぐらいの侍の頭を片っ端から...
中里介山 「大菩薩峠」
...その高札を片っ端から読んでみますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは片っ端から調べるわけにも行かず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...片っ端から縛ってますよ」「…………」「浪花屋の番頭殺しは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...佐久間町を中心に神田中の材木屋を片っ端から訊ねて歩きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...片っ端から歩きましたがどこのも無事で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その辺の大名屋敷を片っ端から訊かせるんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...戸障子や器物を片っ端からタタキ毀(こわ)し初めた...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...人間の尊とい血と涙を片っ端から溝泥(どぶどろ)の中に踏み込んで...
夢野久作 「鉄鎚」
...片っ端から押入れの隅にある本筥(ほんばこ)の抽出しに投げ込んだ...
夢野久作 「鉄鎚」
...その暇に此奴(こいつ)らを片っ端から血の池へ並べてしまえ!」と喝令して...
吉川英治 「剣難女難」
...長火鉢から針箱の抽斗(ひきだし)まで引っかき廻して反古(ほご)らしいものを片っ端からあらためはじめた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...片っ端からぶっ殺してやるぞ』と...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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