...この若菜貞爾にひきたてられて...
淡島寒月 「明治十年前後」
...何事があっても莞爾々々(にこにこ)とさっせえて...
泉鏡花 「悪獣篇」
...莞爾(にっこり)したのが...
泉鏡花 「縁結び」
...これからも粗末にして不実をすると不可(いけ)ないから………」と莞爾(にっこり)笑って...
泉鏡花 「婦系図」
...莞爾(にっこり)して...
泉鏡花 「婦系図」
...『お中の子が私に似て泣虫なのかも知れませんね』こんなことを言つて窕子は莞爾笑つて見せた...
田山花袋 「道綱の母」
...眇爾(びょうじ)たる日本国も...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その時残された若干の資産を基(もと)に爾後(じご)の生活の設計を立てた...
中島敦 「狼疾記」
...それが徒爾(いたずら)半分の出放題(でほうだい)でない事は...
夏目漱石 「行人」
...――人魚詩社宣言――聖餐餘録食して後酒盃をとりて曰けるは此の酒盃は爾曹の爲に流す我が血にして建つる所の新約なり...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...甘珠爾の第一巻を経机の上に置いて退って行った...
久生十蘭 「新西遊記」
...「イヤ爾(そ)うでない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...兄上! 嫂上合爾合(カルカ)姫のために...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
......
牧野富太郎 「植物一日一題」
...われらも爾(し)か思へり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...卒爾(そつじ)ながら暫く休ませて頂けまいか」そうたのむと...
山本周五郎 「日本婦道記」
...爾は直ちに武器庫の扉を開け...
横光利一 「日輪」
...莞爾(かんじ)とそれを示している所へ...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??