...その折丁度表通りを通りかかつてゐたお爺さんが...
薄田泣菫 「茶話」
...面白き爺さんなり...
寺田寅彦 「東上記」
...糧秣(りょうまつ)問屋の爺さんからも聞いたし...
徳田秋声 「あらくれ」
...お爺さんも妾のお芳も蒼くなっていた...
徳田秋声 「爛」
...爺さんは頭を振って答えました...
豊島与志雄 「キンショキショキ」
...シロとクロもお爺さんの顔をちらと見ます...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...お爺さんはシロからすつかり話をきいて...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...高砂の爺さんはジルノルマン老人のうちに含まれていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...五十五「お爺さん」と肩を叩いたら、直ぐにへたへたとひっくり返ってしまい、もう腰が抜けてしまって動けないらしいから、がんりきは苦笑いをしながら、屑屋の耳に口を当て、「お爺さん、驚いちゃいけねえよ、わしは怖(こわ)いもんじゃねえ、道中筋をちっとばかり寄り道があって、たった今、この飛騨の高山というところへたずねて来て見るてえと、高山は一昨日(おととい)こんな大火事で、たずねて来た人の立退先がわからねえんだ、それで途方に暮れているところへ、お前の姿を見たもんだから、呼びかけてみただけのものなんだ、そんなに怖がるがものはねえよ」「はい」「さあ、立ちな、立ちな...
中里介山 「大菩薩峠」
...代馬や種蒔爺さんに比べても段ちがいに少ない...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...阿爺さん」「うん」「外交官の試験に及第してね」「及第したか...
夏目漱石 「虞美人草」
...「ゴリオ爺さんときたら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ゴリオ爺さんがウージェーヌに話しかけた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...必要ならラッフル爺さんに切り札がある事も知っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...嘘だと思うなら嘗(な)めて見ろ」お爺さんはすぐに舌を出して...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...爺さんは長靴も一しょに持って先に立った...
森鴎外 「鶏」
...糸屑一本無駄にはせぬその仕末ぶりが大そう爺さんの気にいっている...
矢田津世子 「神楽坂」
...お爺さんが荷(かつ)いで行く袋の底を少しばかり切り破った...
夢野久作 「白髪小僧」
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