...燻製ものの一尾(いっぴき)や半尾(はんびき)ぐらいはありそうなものじゃ...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...このノクトミカ・レラティビアの燻製肉こそは、カナダの国境附近の産になる若鹿(わかしか)の肉にアマゾン河にいる或る毒虫(どくむし)の幼虫(ようちゅう)を煮込(にこ)み、その上にジーイー会社で極超短波(ごくちょうたんぱ)を浴(あび)せかけて、電気燻製とし、空前絶後(くうぜんぜつご)の味をつけたものであって、この調理法は学者アインシュタインの導(みちび)き出したものであった...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...(きれい)な樺色(かばいろ)に燃えていた西の空が燻(くすぶ)ったようになって...
田中貢太郎 「累物語」
...それはまるで古帽子から燻(くす)ぶる反動思想のように――...
谷譲次 「踊る地平線」
...燻(くす)みきった男女の顔が...
徳田秋声 「あらくれ」
...それでも村(なら)へはひつた時(とき)は行(ゆ)き違(ちが)ふ人(ひと)がぼんやり分(わか)る位(くらゐ)で自分(じぶん)の戸口(とぐち)に立(た)つた時(とき)は薄暗(うすくら)い手(て)ランプが柱(はしら)に懸(かゝ)つて燻(くす)ぶつて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...おつぎは漸(やうや)く竈(かまど)へ落葉(おちば)を燻(く)べて茶(ちや)を沸(わか)した...
長塚節 「土」
...じっとしていると燻(えぶ)されてしまう...
夏目漱石 「坑夫」
...時代のために多少燻(くす)ぶった天井(てんじょう)だの床柱(とこばしら)だのを見廻した...
夏目漱石 「明暗」
...燻(いぶ)したやうな澁い感じで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まだ余熱を燻らしてゐて...
原民喜 「夏の花」
...煙を燻(くゆら)せてゐた...
原民喜 「馬頭観世音」
...また一八七二年ミネプリ辺で猟師が狼から燻べ出し創(きず)だらけのまま件の孤児院に伴れ来た児は動作全く野獣で水を飲む様狗に異(かわ)らず...
南方熊楠 「十二支考」
...その遺風として『袖中抄』の成った平安朝の末頃まで田舎で蚕室の掃き初(ぞ)め式の帚に小松を添えて鼠どもグズグズいわば燻ぶるぞと脅かしたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...フスルは燻(くすぶ)るという動詞の方言のようだから...
柳田国男 「木綿以前の事」
...右手に燻りかえる安線香の束を持ち...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...ハバナを燻(くゆら)そうという寸法だ……ハハン…………...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...懐中(ポケット)からパイプを取り出し机上にあったマリーランド煙草の箱の封を切ってそれを詰めて燻(ふ)かしながら...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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