例文・使い方一覧でみる「燃え上がる」の意味
スポンサーリンク...自分の命は始めてほんとうに燃え上がるのだ... 
有島武郎 「或る女」
...走りながらもぼくは燃え上がる火から目をはなさなかった...
有島武郎 「火事とポチ」
...あれが来たそしてわれわれがたった一つ不足にしていたものを持って来てくれた好い酒をたくさん（ショオン登場）火を掻き立ててくれ燃え上がるように新しい泥炭（すみ）を入れて火からうず巻いてのぼる泥炭（すみ）の煙をながめ心に満足と智慧を感じるこれが人生の幸福だ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ（一幕）」
...みるみる燃え上がるのを...
石川啄木 「弓町より」
...パチパチと何か燃え上がるような音がしました...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...急に小さな焔が燃え上がる...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...ゆらゆらと燃え上がる...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...あたかも沸き上がり燃え上がる大地の精気が空へ空へと集注して天上ワルハラの殿堂に流れ込んでいるような感じを与える...
寺田寅彦 「映画雑感（１［＃「１」はローマ数字、1-13-21］）」
...大きな炎をあげて燃え上がるべき燃料は始めから内在しているのである...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...内に燃え上がる過剰な力に苦しみつづけたミケルアンゼロ...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...また過度の光明は燃え上がる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ぱちぱち近くで火の燃え上がる音がする...
永井隆 「長崎の鐘」
...転婆娘のお栄が奥の方から燃え上がるような派手な声を掛けるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おそらく夜が明ければ燃え上がるに違いない...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...大将は心に燃え上がるものをおさえていたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ともすれば雷電（らいでん）の破壊の焔が道のゆくてに燃え上がる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その根元には燃え上がる炎が凄（すさま）じい勢いで動いていた...
和辻哲郎 「地異印象記」
...私情などに対して正義の情熱の燃え上がるのを禁じ得なかった...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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