...彼の無気味な笑い声が聞こえた...
...あの映画はとても無気味だった...
...彼女の無気味な視線が怖い...
...風景の中に無気味な変化があった...
...彼は無気味な笑みを浮かべた...
...五葉の松だけは何か無気味でならなかった...
芥川龍之介 「追憶」
...いやに無気味な音をたてて鳴り響いている...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...こんな無気味な場所へこなければならなかったのだろう...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...附近(あたり)には同じやうな無気味の輩(てあひ)がぞろぞろ集(たか)つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...無気味さがある...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...硝子玉のやうに無気味に淀んでゐた...
徳田秋聲 「和解」
...なんとなく無気味に思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは実に無気味なほど落着いて居ります...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...足の底から分解しつつある自己にとってはなにやら無気味で苛(いら)だたしいリズムがきこえるだけで...
服部之総 「蓮月焼」
...無気味な病気を持っていた...
久生十蘭 「金狼」
...無気味にくねつて立上つてゐる葡萄の幹...
北條民雄 「青い焔」
...それを無気味に青ざめさせていた...
堀辰雄 「姨捨」
...今朝(けさ)のちょっと無気味だった眼覚(めざ)めを心のうちにまざまざと蘇(よみがえ)らせた...
堀辰雄 「旅の絵」
...甘味が漸くついたけれど未だ青々としてゐる他の木の柿が十五夜に供へられた時分には大々丸は無気味に赤くうんでしまつた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...入道の手紙は若い心に無気味なこわい気のされるようなことが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お気持ちも無気味で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ピタリという無気味な足音が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...無気味なものが残っているような...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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