...彼は無教育なので、読み書きができない...
...無教育な人々のために専門的な教育が必要だ...
...無教育なままでは、就職が難しいだろう...
...無教育を解消するために、自治体が奨学金制度を導入している...
...社会問題として、無教育が取り上げられることがある...
...わたしゃ……いっそのこと富籤(とみくじ)でも買った方がいいと思いますわ」「馬鹿(ばか)な! そんな無教育なことを言う奴があるもんか」彼はたちまちあの時のことを思い出した...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...保子は、諸君のごとき反省や思索のトレーニングのない、無教育な女だ...
大杉栄 「男女関係について」
...読むこともかくことも出来ない無教育な女ですが...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...妙子は板倉が丁稚(でっち)上りの無教育な男であることも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...私がなんぼ無教育な女でも直接貴女に手紙上げたら失礼なことぐらい心得てますのよ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...私みたいな無教育のものでは……」「いや...
田山花袋 「蒲団」
...ほとんど無教育といっていいほどの人間で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...無教育な故にこの女は単純でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...無教育は始めから知れている...
夏目漱石 「坑夫」
...下等社会の無教育のものなら格別だが...
夏目漱石 「それから」
...姉は無教育な東京ものによく見るわざとらしい仰山な表情をしたがる女であった...
夏目漱石 「道草」
...無教育な下層社会に唱えられ出してからは...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...私は田舎者の無教育ですから...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...私は幸いにして親達が無教育無理想であったばかりに...
二葉亭四迷 「平凡」
...無教育の家族にはわからんのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...「あの娘たちはちっとも無教育ではございませんよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...是等は此類の事件を信ずる者の必ずしも無教育者若しくは迷信家のみにあらざることを証するに余あるやう存ぜられ候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...と曰ひて彼が無教育にして大文家たりしことを賞讃せり...
山路愛山 「明治文学史」
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