...」ステンダールは此無反省な...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そしてほとんど無反省で...
有島武郎 「或る女」
...無反省と鈍感と卑屈とである...
石川欣一 「比島投降記」
...無反省に仕事の優位性の上に寝そべることは極めて危険である...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...かかる無教養ながさつさはおそらく畳というものの意味を知らない西洋人技師の所業を無反省にまねたことから始まったのだろうと思われるが...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...ヤマ族は全く無反省(むはんせい)です...
海野十三 「海底都市」
...殊に彼らの無反省な本能主義は...
海野十三 「予報省告示」
...老生もとより愚昧(ぐまい)と雖(いえど)も教えて責を負わざる無反省の教師にては無之(これなく)...
太宰治 「花吹雪」
...生の直接なる享受を無反省に追及し...
田辺元 「メメント モリ」
...賀正(がせい)を口ずから述べなかったかの源因については全く無反省であった...
夏目漱石 「道草」
...彼奴は無反省な馬鹿な女だから...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...頭腦の惡い人間よりもより多く無反省な人間を憎み...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...自己の無反省な慾望の築き上げた塔に...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...私は、今日女性の心の中には、新たに目覚めた人としての燃えるような意図と共に、過去数百年の長い長い間、総ての生活を受動的、隷属的に営んで、人及び自分の運命に対しては、何等能動的な権威を持ち得なかった時代の無智、無反省、無責任の遺物が潜んでいると思うのである...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...全く無反省な敵本主義的な冷酷さが...
三好十郎 「恐怖の季節」
...この伸子やこの作者が無反省であるなどと言えば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...その伸子に相対する夫は珍らしく「無反省的」な――というよりも精神的にひどい盲点を持った人間として描かれているために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「驚き忘れた一門」の無反省が反映して...
吉川英治 「源頼朝」
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