例文・使い方一覧でみる「灰白色」の意味
スポンサーリンク...灰白色の壁がとても落ち着いた雰囲気を与えている... 
...彼女は灰白色のコートを着ていた...
...私は灰白色のカーテンを探しています...
...この部屋のテーマカラーは灰白色です...
...彼の髪の毛は年を重ねて灰白色になっていった...
...灰白色の水の中から静かに水面へ浮び上って来て...
海野十三 「千早館の迷路」
...胴部より腰部にかけて灰白色の一大斑あり...
海野十三 「獏鸚」
...雨後の空がまだどんより灰白色に曇つてゐる時三千尺の聖ヶ岳は須雲川の溪谷の彼方に屏々として眞鯉の背の如き濃藍色の山膚をくつきりと浮出してゐる...
近松秋江 「箱根の山々」
...ちょっと見ると火打ち石のように見える堅緻（けんち）で灰白色で鋭い稜角（りょうかく）を示したのもあるが...
寺田寅彦 「小浅間」
...糸をたぐりながらくるくると動かしている手足の中にまるまった灰白色の蜘蛛の子は...
豊島与志雄 「未来の天才」
...腹部なので灰白色であり...
豊島与志雄 「守宮」
...岩石の灰白色なるもの...
長塚節 「草津行」
...気をつけなければ見えない程度の不思議な灰白色の斑点があるのから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...灰白色の煙を勢よく吹いている...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...窓には灰白色の贅沢なベルベットの窓掛がすんなりと掛り...
久生十蘭 「魔都」
...月が灰白色の光を投げて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自分のいすをうしろへずらせておじぎをした――灰白色の衣裳で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...そうしてすべてが灰白色の粉塵にまみれていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...コンナ灰白色の蛇のトグロ巻きみたようなものを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...三月廿七日マルセイユ見ゆ――灰白色の陸地に松色の樹木が苔のように喰いついている...
横光利一 「欧洲紀行」
...次第に灰白色に変化して来るのを見ていると...
横光利一 「上海」
...灰白色の陶土のように滑かな地の襞に...
横光利一 「旅愁」
...荒漠たる平沙の上に一本の樹木の点景さへ持たぬ灰白色の城...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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