...鹿兒島市附近に於て降灰の最も激甚なりしは一月十七日にして午前中晦冥咫尺を辨ぜず室内燈火を使用せり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...蓋(けだ)し氷河期の災禍は世界の有する工業力とは桁ちがいに激甚なのである...
海野十三 「予報省告示」
...ただただその激甚なのに驚くばかりである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...競争の激甚な東京で...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これが激甚なる競争となって...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その極激甚なる競争となり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それは実に激甚な内面の動きとなる...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...激甚な恐怖の念は一種不可思議な磁石力(じしやくりよく)を以て人を魅するものである...
永井荷風 「海洋の旅」
...合唱は更に激甚な颶風を呼び起して...
牧野信一 「サクラの花びら」
...特にこの趨勢の激甚な時で...
和辻哲郎 「鎖国」
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