例文・使い方一覧でみる「澁」の意味


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...澁みを帶びて威のある眼...   澁みを帶びて威のある眼の読み方
石川啄木 「菊池君」

...澁茶をすするべく門前の櫻餅屋のガラス戸を引いた...   澁茶をすするべく門前の櫻餅屋のガラス戸を引いたの読み方
心猿 「桜もち」

...義雄の腹の中と同樣な澁い顏をして...   義雄の腹の中と同樣な澁い顏をしての読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...見ざるを得ないほど毎日が澁く...   見ざるを得ないほど毎日が澁くの読み方
高村光太郎 「美の影響力」

...澁谷から玉川電車に乘つた...   澁谷から玉川電車に乘つたの読み方
寺田寅彦 「寫生紀行」

...彼(かれ)は全身(ぜんしん)に澁(しぶ)に似(に)た柿(かき)に似(に)た茶(ちや)に似(に)た色(いろ)の法衣(ころも)を纏(まと)つてゐた...   彼は全身に澁に似た柿に似た茶に似た色の法衣を纏つてゐたの読み方
夏目漱石 「門」

...さすがに本人は言ひ澁(しぶ)りましたが...   さすがに本人は言ひ澁りましたがの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...「怨んでゐたわけぢや御座いませんが――」清五郎の顏にあり/\と苦澁の色の表はれるのを...   「怨んでゐたわけぢや御座いませんが――」清五郎の顏にあり/\と苦澁の色の表はれるのをの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...二十七八の澁(しぶ)を塗つて陽へ干したやうな...   二十七八の澁を塗つて陽へ干したやうなの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...澁(しぶ)を塗つた細引なんかなかつたか...   澁を塗つた細引なんかなかつたかの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...いづれも口を覆(おほ)つた澁紙は汚れ腐(くさ)つて...   いづれも口を覆つた澁紙は汚れ腐つての読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...照れ隱しに澁いのをガブリとやりました...   照れ隱しに澁いのをガブリとやりましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...ひどく澁つて居る彦太郎を...   ひどく澁つて居る彦太郎をの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...激しいところはあるが、好いきりやうで、身振りは澁い方、たしなみの良い、二十八の石婦(うまずめ)です...   激しいところはあるが、好いきりやうで、身振りは澁い方、たしなみの良い、二十八の石婦ですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...ずつと前にも急病だといふので澁谷の家へ急いでいつたら...   ずつと前にも急病だといふので澁谷の家へ急いでいつたらの読み方
長谷川時雨 「あるとき」

...粒のまゝ灰水の中に永く浸して置いて澁を拔くのをマルザハシ...   粒のまゝ灰水の中に永く浸して置いて澁を拔くのをマルザハシの読み方
柳田國男 「食料名彙」

...我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて羸弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※さに至り、家庭の清寧平温は、世稀に見るところにして、尠くとも彼自身はかれの如く悲觀す、彼もし哲人ならば、形骸を土芥視して、冷やかに人間と世間と、一切を嗤笑して止みしならむ、彼もし庸人ならば、無氣淪落その存在を疑はれて止みしならむ、然れども彼は情の人なり、眞の人なり、脆弱なる地皮より熱漿を吐く如く、彼が孱躯は肉を蠢にし、詩を靈にしたり、彼が詩は、實に悒然樂しまざるあまりに吐かれたる咳唾なり、尋常人に無意味なる落葉一片も、彼は清唳なくして之を看過する能はず、人生は彼に在りて憂が描ける單圈のみ、愁苦を以て結し、詩を以て分解す、彼が從來の半生涯傳は是也、故に彼の詩の半面は險、澁、幽、暗にして、他の半面は眞、率、慘、澹、之を貫ぬくに脈々たる生血(ライフ、ブラッド)を以てす、詩豈活きざらんや...   我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて羸弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※さに至り、家庭の清寧平温は、世稀に見るところにして、尠くとも彼自身はかれの如く悲觀す、彼もし哲人ならば、形骸を土芥視して、冷やかに人間と世間と、一切を嗤笑して止みしならむ、彼もし庸人ならば、無氣淪落その存在を疑はれて止みしならむ、然れども彼は情の人なり、眞の人なり、脆弱なる地皮より熱漿を吐く如く、彼が孱躯は肉を蠢にし、詩を靈にしたり、彼が詩は、實に悒然樂しまざるあまりに吐かれたる咳唾なり、尋常人に無意味なる落葉一片も、彼は清唳なくして之を看過する能はず、人生は彼に在りて憂が描ける單圈のみ、愁苦を以て結し、詩を以て分解す、彼が從來の半生涯傳は是也、故に彼の詩の半面は險、澁、幽、暗にして、他の半面は眞、率、慘、澹、之を貫ぬくに脈々たる生血を以てす、詩豈活きざらんやの読み方
横瀬夜雨 「花守」

...此處(ここ)?此處(ここ)ですか……』K夫人(ふじん)はいひ澁(しぶ)つたが...   此處?此處ですか……』K夫人はいひ澁つたがの読み方
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」

「澁」の読みかた

「澁」の書き方・書き順

いろんなフォントで「澁」

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