例文・使い方一覧でみる「滾々」の意味


スポンサーリンク

...二人の間にはもう元のように滾々(こんこん)と泉のごとくわき出る話題はなかった...   二人の間にはもう元のように滾々と泉のごとくわき出る話題はなかったの読み方
有島武郎 「或る女」

...彼の舌の先から唾液(つば)を容赦なく我輩の顔面(かお)に吹きかけて話し立てる時などは滔々滾々(とうとうこんこん)として惜い時間を遠慮なく人に潰させて毫(ごう)も気の毒だと思わぬ位の善人かつ雄弁家である...   彼の舌の先から唾液を容赦なく我輩の顔面に吹きかけて話し立てる時などは滔々滾々として惜い時間を遠慮なく人に潰させて毫も気の毒だと思わぬ位の善人かつ雄弁家であるの読み方
高浜虚子 「漱石氏と私」

...到底昔のように滾々(こんこん)とは言葉が湧いて来ないので...   到底昔のように滾々とは言葉が湧いて来ないのでの読み方
谷崎潤一郎 「客ぎらい」

...筆を執らずには居られない程思想が滾々と流れ出るので...   筆を執らずには居られない程思想が滾々と流れ出るのでの読み方
谷崎潤一郎 「金色の死」

...清冽の水滾々と湧き...   清冽の水滾々と湧きの読み方
徳冨蘆花 「馬上三日の記」

...滾々(こんこん)としてふき出している泉や...   滾々としてふき出している泉やの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...下には清流が滾々(こんこん)と流れているところです...   下には清流が滾々と流れているところですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...そこから滾々(こんこん)と水を吹き上げている...   そこから滾々と水を吹き上げているの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ここにこんな美しい清水が滾々(こんこん)と湧いておりますよ」かくてこの一行は真黒な熊沢山の下...   ここにこんな美しい清水が滾々と湧いておりますよ」かくてこの一行は真黒な熊沢山の下の読み方
中里介山 「山道」

...滾々(こんこん)として湧(わ)いて出た...   滾々として湧いて出たの読み方
夏目漱石 「門」

...滾々(こん/\)として湧(わ)いて出(で)た...   滾々として湧いて出たの読み方
夏目漱石 「門」

...そこに滾々(こんこん)たる興味が尽きせぬからである...   そこに滾々たる興味が尽きせぬからであるの読み方
藤島武二 「画室の言葉」

...甘い温(あった)かな乳汁(ちち)が滾々(どくどく)と出て来て...   甘い温かな乳汁が滾々と出て来ての読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...悲痛の涙は滾々(こんこん)として千載に尽くることなく...   悲痛の涙は滾々として千載に尽くることなくの読み方
穂積陳重 「法窓夜話」

...これは去年病中に『水滸伝(すいこでん)』を読んだ時に、望見前面、満目蘆花、一派大江、滔々滾々、正来潯陽江辺、只聴得背後喊叫、火把乱明、吹風胡哨将来、という景色が面白いと感じて、こんな景色が俳句になったら面白かろうと思うた事があるので、川の景色の聯想から、只見蘆葦叢中、悄々地、忽然揺出一隻船来、を描き出したのだ...   これは去年病中に『水滸伝』を読んだ時に、望見前面、満目蘆花、一派大江、滔々滾々、正来潯陽江辺、只聴得背後喊叫、火把乱明、吹風胡哨将来、という景色が面白いと感じて、こんな景色が俳句になったら面白かろうと思うた事があるので、川の景色の聯想から、只見蘆葦叢中、悄々地、忽然揺出一隻船来、を描き出したのだの読み方
正岡子規 「句合の月」

...おそらくあなたの胸のそのあたりにそのような深さで滾々(こんこん)と湛えられている思いが...   おそらくあなたの胸のそのあたりにそのような深さで滾々と湛えられている思いがの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...石垣の隙間を漏れる泉のように滾々(こんこん)として流れ始めると...   石垣の隙間を漏れる泉のように滾々として流れ始めるとの読み方
横光利一 「日輪」

...この留守宅の湯殿に滾々と湧いてゐる温泉に身を浸した...   この留守宅の湯殿に滾々と湧いてゐる温泉に身を浸したの読み方
若山牧水 「樹木とその葉」

「滾々」の読みかた

「滾々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「滾々」


ランダム例文:
所課   花を散らす   鉄座  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
友好条約   外国人労働者   道義的責任  

スポンサーリンク

トップへ戻る