...溺れる者を助けたら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...○耽る溺れる、から、味ふ楽しむ、へ...
種田山頭火 「其中日記」
...溺れる者が藁を掴むように...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...三日前のあの大水の中で溺れることなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれは酔えない――おれは溺れることができない...
中里介山 「大菩薩峠」
...溺れるものは、藁をもつかむというのは、古今を通じての真理である...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...その湿地帯の方は雨期には馬が溺れるような所で...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...夢のような遊戯に溺れる癖がありました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなに道具は好きなのか」骨董に溺れる人の夢中な心持は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...溺れる筈はないといふことで」平次は八五郎の説明を默つて聽いてをりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...茫洋たる音楽のみどりに触れあう はるかな蜃気楼の奥深くかれは眠るあふれる香髪(においがみ)のみだれ巻いて溺れるあたりとおく水平線の波間にさ青の太陽は溶けこむ...
原口統三 「初期詩篇」
...溺れる者わらをもつかむ風情だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ここで酒に溺れるものが多ければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その国民がもっぱら溺れる男色から彼らを引きもどすために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...溺れる者もあろう...
山本周五郎 「新潮記」
...佐久間ごとき無能がそれに溺れるはひとつの茶弊(さへい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...笛吹川で溺れる所を...
吉川英治 「夏虫行燈」
...一兵でも惜しむように、溺れる者や、矢に斃(たお)れ去る者を、眼に傷(いた)みながら、なお声をふりしぼって、水馬に馴れない兵たちに教えた...
吉川英治 「源頼朝」
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