...湯たんぽを横にしたようなものをぶらさげている...
海野十三 「火星兵団」
...その途端に背(せな)の湯たんぽの口が弾(はじ)けて飛んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...湯たんぽを買う気をおこすだろうか...
高見順 「如何なる星の下に」
...湯たんぽを取り出した...
高見順 「如何なる星の下に」
...湯たんぽの口を出し口金を外しにかかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...湯たんぽの温(ぬく)もりと猫の活気とでぽかぽかしている寝床の中で...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...だから湯たんぽで暖めてある布団へ這入ることを嫌つて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...今夜あたりは湯たんぽなしでは寝られないであらうのに...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...湯たんぽを使ひ始めたのであつたが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...湯たんぽの温(ぬく)もりと猫の活気とでぽか/\してゐる寝床の中で...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...真鍋さんはしきりに例の口調で指図して湯たんぽを取りよせたり氷袋をよこさせたりした...
寺田寅彦 「病中記」
...長火鉢にも湯たんぽにもなれないと……...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...湯たんぽを入れた足先になお冷たい感じがあり...
豊島与志雄 「古木」
...お足に湯たんぽをあてて差上げお胸に芥子(からし)をはって差上げたことをお話しますと...
豊島与志雄 「碑文」
...心づくしの湯たんぽが...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...湯たんぽをつくってあてがっているのは...
「小祝の一家」
...そのころ居た女中が縁側でその湯たんぽを入れながらいふ声が...
室生犀星 「鉄の死」
...それから湯たんぽで手と足を温めるんだ...
室生犀星 「童子」
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