...家族の消息不明で、心配で眠れない...
...その船が消息不明になってから、もう2週間が経った...
...奥さんが出張先から一言も消息不明で、彼は不安でいっぱいだ...
...いつもはメールで返信をくれる友達が、最近は消息不明で心配だ...
...昨晩からちょっとした不具合で、サーバーの消息不明状態が続いている...
...世間はあたかも暫らく消息不明であった遠征将軍が万里の旅から凱旋したのを迎えるように歓呼した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...私がこの家へお手伝いにあがったのは、まだ戦争さいちゅうの四年前で、それから半年ほど経って、ご主人は第二国民兵の弱そうなおからだでしたのに、突然、召集されて運が悪くすぐ南洋の島へ連れて行かれてしまった様子で、ほどなく戦争が終っても、消息不明で、その時の部隊長から奥さまへ、或(ある)いはあきらめていただかなければならぬかも知れぬ、という意味の簡単な葉書がまいりまして、それから奥さまのお客の接待も、いよいよ物狂おしく、お気の毒で見ておれないくらいになりました...
太宰治 「饗応夫人」
...オポルトの北数リーグのところで乗客もろとも消息不明となった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...この二度目の消息不明は...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...兵隊として南方に行ったまま消息不明な弟を待っていると...
豊島与志雄 「白蛾」
...支那奥地に出征して殆んど消息不明だった岩田の息子が...
豊島与志雄 「渡舟場」
...嘗て別れたまま消息不明になってる愛人のことを夢みた...
豊島与志雄 「復讐」
...消息不明になっている姉のマダム・ビュイッソンの所在をたずねていた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...フリードマン氏の細君の妹にあたるアンヌ・クゥシェという未亡人と当時十七歳になっていたクゥシェ夫人の息子のアンドレェが四年前に消息不明になっている...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...ラボルト・リネェは一九一五年の六月十五日に家を出たまま消息不明になっていて...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...消息不明のまま、五日ばかり過ぎてしまったが、ちょうど議会の開会中なので、放って置けなくなり、本腰を入れてやることになった...
久生十蘭 「悪の花束」
...まだ消息不明なんだ...
久生十蘭 「金狼」
...そのあと、僕がインドへ駐留したら、きみは消え、消息不明になり、その後、ボンド通りの女神の噂を耳にした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...プイと飛び出したまんま消息不明になっていたあの今松だった...
正岡容 「寄席」
...消息不明なことです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おりていった者は消息不明になるか...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...少年時に失踪したきり消息不明なりし異母兄政広...
吉川英治 「年譜」
...ここ二三ヶ月というもの消息不明になってしまったのだ...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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