...しかも科学の上での真理は永遠に消え失せることもなく...
石原純 「ガリレオ・ガリレイ」
...直ちに林檎は消え失せる...
海野十三 「地球要塞」
...たちまち尾をたれて消え失せるのである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...それは自分とみじんのつながりも無くなってたちまち消え失せる「科学の幽霊」に過ぎないのだという事をも...
太宰治 「人間失格」
...立ちどころに妄想が消え失せるに違いない...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...彼女が何かの用でお客の傍(わき)を向くたびごとに忽然としてその顔面から消え失せるのだったが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...所謂秀才教育からもその弊害が消え失せるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...彼女には世界が消え失せるような気がした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...相手が外国人なるか自国人なるかの差までも消え失せるのである...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...いつしか消え失せることは可能である...
波多野精一 「時と永遠」
...空間性の殘り香さへも全く消え失せる...
波多野精一 「時と永遠」
...破(わ)れればたちまち消え失せるはずだ...
南方熊楠 「十二支考」
...少しも動ぜず経を読んで引導を渡すと化物消え失せる...
南方熊楠 「十二支考」
...これで他殺の証拠も消え失せるし...
夢野久作 「暗黒公使」
...……肝魂(きもたま)が消え失せるとはこの時の私の事であったろう...
夢野久作 「暗黒公使」
...警官が片附けたのでなければ消え失せるよりほかになくなりようがない筈だ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...その過ぎ去り消え失せるスピードが...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
...立ちどころに消え失せるというような考えは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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