...国家の統制下にある官吏が特別の恩賞に浴するのは当然であろうが...
石原莞爾 「最終戦争論」
...その中に浴するであらう...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...双方とも大なる便益に浴するに至った...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...あの事件なども両親の愛情に浴することが最も薄く...
谷崎潤一郎 「細雪」
...盡十方の佛陀の光明に浴するのだ...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...とにかく私は入浴する時はいつも日本に生れた幸福を考へずにはゐられない...
種田山頭火 「行乞記」
...そして湯田で入浴するために...
種田山頭火 「其中日記」
...そして七日ぶりに入浴する...
種田山頭火 「其中日記」
...また強い電光に全身を浴するとトルコ風呂よりも薬になるそうである...
寺田寅彦 「話の種」
...一たび之れに浴するものは爲に死を致さむことを思ふ然れども知己の恩は私恩に同じからず私恩を介するものは概ね利害にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...硫黄を含む温泉に浴するより外に道なしと言へり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...多くの人が日の光のめぐみに浴する時こそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...かく皆様の多大なる御好意に浴すること...
中里介山 「大菩薩峠」
...したがって義務の結果に浴する自分は...
夏目漱石 「思い出す事など」
...四月二日(金曜)十時すぎに起きて、入浴する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...利潤に浴する者は...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかし自然の光に浴するあの活々(いきいき)した野花の美を忘れるのは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...神(かん)さびた気韻(きいん)に浴する余裕がないのだ――とすれ違った老人が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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