...自分を眞正に活かす道を知らない――「明暗を驅使する力よ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...活かすも殺すも、唯全く八十神の意のままなりしなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...在るものをそのまゝ人間的に活かすのである...
種田山頭火 「行乞記」
...いよ/\例の廃屋を其中庵として活かすべく着手したとの事...
種田山頭火 「行乞記」
...日本魂を腐蝕する毒素の代りにそれを現代に活かす霊液でも...
寺田寅彦 「変った話」
...一連句で附句(つけく)をする妙趣は自己を捨てて自己を活かし他を活かす事にあると思う...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...この眠れる宝庫を活かすためにレファレンス業務が活発におこなわれている...
中井正一 「調査機関」
...よく死すべきものを活かすにあらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...自他を活かす所以(ゆえん)だと考えたのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...この原理を活かすべきである...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...政治を活かすの殺すのというような立派な表現をしようとすると...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...そのまま活かすことができよう...
正岡容 「小説 圓朝」
...それが過去の歴史を活かすものである限りまさしく「歴史的なもの」であるが...
三木清 「歴史哲學」
...兩者が區別される限りに於ては觀想的に――過去の歴史を活かす場合...
三木清 「歴史哲學」
...紙布はもっと紙布でなければ持ち得ない性質を活かすべきでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...その力を有効に活かす事が最も賢明な道であるのを信じます...
柳宗悦 「民藝四十年」
...……この苦しみを活かす法を考えよう...
山本周五郎 「つばくろ」
...なお真実に自己を活かすことが出来ると思う...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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