...波止場に船が着いていた...
...明日は波止場で釣りをする予定だ...
...波止場から小舟で島に渡る...
...この波止場は漁港としても利用されている...
...大きな波が来て、波止場は水浸しになった...
...倉庫の角を波止場の方へ折曲って行った男の影を見た...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...ロウヤル・アルバアト波止場(ドック)でである...
谷譲次 「踊る地平線」
...ほんとうに波止場(はとば)に寄せる潮のにおいをかぐような気持ちを起こさせる...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...ジャファの波止場には枝編み籠が整列している...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...波止場から海へ身を投げてしまっていたでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...題のない歌南洋の日にやけた裸か女のやうに夏草の茂つてゐる波止場の向うへ ふしぎな赤錆びた汽船がはひつてきたふはふはとした雲が白くたちのぼつて船員のすふ煙草のけむりがさびしがつてる...
萩原朔太郎 「青猫」
...さうして乞食どものうろうろするどこかの遠い港の波止場で海草の焚けてる空のけむりでも眺めてゐよう...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...波止場の検問所の前で...
林芙美子 「浮雲」
...兎に角波止場へ出ました...
林芙美子 「大島行」
...「ああ、いい病院があるよ、室蘭病院てのが、山の手の高いところにあるよ」「そこまで、波止場から、どのくらいの道程(みちのり)があるの」「そうさなあ、十二、三町ぐらいなもんだろうなあ」それではとても一人(ひとり)の力で負(おぶ)ってなんぞ行けない...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...波止場(はとば)には...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...真夜中に家からこっそり這い出して、波止場へ行こう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ソーヌ川の波止場(はとば)に行ってみた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...彼は暫(しばら)く波止場に立ちつくしてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...波止場の方で、集まつたり、散つたり、往き違つたり、入り乱れたりする...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...波止場のマドロスの中から国籍も素姓も分らない弱々しい外国人を拾って来たりした...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ステーションの前にも、波止場にも、市場にも白い服の朝鮮人たちが群をなして立つてゐた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...16ドリアン・グレイは波止場に沿って...
渡辺温 「絵姿」
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