...波止場に船が着いていた...
...明日は波止場で釣りをする予定だ...
...波止場から小舟で島に渡る...
...この波止場は漁港としても利用されている...
...大きな波が来て、波止場は水浸しになった...
...目の下の波止場を歩いて行った...
芥川龍之介 「上海游記」
...波止場から宿舎に移動中...
梅崎春生 「狂い凧」
...漁船の波止場に近い鰊(にしん)倉庫の横まで来ると...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...友次郎は山下領事等と共に波止場に立ち長く見送る...
高浜虚子 「五百五十句」
...キチキチに波止場へ駈(か)け着けたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...釣竿(つりざお)もってって波止場で釣りしたっておもしろいよ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...スコットランドの波止場に上陸した時...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...くさつた波止場の月に吠えてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ふるいふるい記憶のかげでどこかの波止場で逢つたやうだが菫の病鬱の匂ひがする外光のきらきらする硝子窓からああ遠く消えてしまつた 虹のやうに...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...公園のやうになつた波止場の前に自動車が止つた...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...これから波止場で砂糖袋を積み込むとか...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...そうして私たちはすぐ近くの波止場(はとば)の方へ足を向けた...
堀辰雄 「旅の絵」
...ちょっと気の利いたお土産のビールとかをやればべらべらしゃべるぜ」相手は波止場近くに住んでおり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...波止場の石炭は五十キログラムあたり三シリング以下では入手できなくなった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...お父さんはわたしをよくさかり場や、波止場や、マドレーヌやシャトードーやの花市場へ連(つ)れて行ったり、よく花を分けてやる花作りの家に連れて行ったので、わたしもすこしずつパリがわかりかけてきた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まがひもなく先刻(さつき)波止場で見た婦人(ひと)だつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...夜になって波止場の船へ一人千鶴子を帰すということは危険なことであり...
横光利一 「旅愁」
...波止場に沿ふ散歩道は落葉(おちば)したる木立(こだち)の幹に海の反射淡く残りぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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