...枚方道を法華寺の邊りで振り返つて見た東大寺の眺めは...
薄田泣菫 「喜光寺」
...それは日蓮宗法国寺(ほうこくじ)に属する法華寺(ほっけじ)の別院であった...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...法華寺の別院で涼(りょう)をとっていた...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...法華寺(ほっけでら)の三殊院(さんしゅいん)と云う寺坊にいる善説と云う坊さんが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...坂の下に蓮久寺とよべる法華寺あり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...法華寺(ほっけでら)に違いない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただいま身を忍ばしていたのは法華寺だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...例へば日蓮や法然の生れぬ以前に出來た法華寺や淨土寺もある...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...やはり法華寺を千箇寺るからの名です...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...その「カラ風呂」に今日突然法華寺で出逢ったのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法華寺の蒸し風呂が現代までも蒸し風呂として存続したということは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法華寺、詳しくは法華滅罪之寺は大倭(やまと)の国分尼寺(こくぶんにじ)で、光明皇后の熱信から生まれたものらしい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...造法華寺司は光仁帝の時代にもまだ残っていたそうである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法華寺の本尊十一面観音は二尺何寸かのあまり大きくない木彫である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法華寺に阿弥陀浄土院を新築して忌斎(きさい)の場所にあてた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...すでにこの観音が法華寺にあり得た以上は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...わたくしは法華寺の弥陀画像に似た簡素な弥陀像が光明后の枕仏であったに相違ないと考えたが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...近江の四カ国の法華寺院は悉く掠奪された...
和辻哲郎 「鎖国」
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