例文・使い方一覧でみる「沾」の意味


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...飲めるのは僅に喉(のど)を(うるほ)すに足る程の少量である...   飲めるのは僅に喉を沾すに足る程の少量であるの読み方
芥川龍之介 「芋粥」

...順々に師匠の唇を(うるほ)した...   順々に師匠の唇を沾したの読み方
芥川龍之介 「枯野抄」

...青袗(せいさん)を(うるお)した琵琶の曲は...   青袗を沾した琵琶の曲はの読み方
芥川龍之介 「上海游記」

...」敏子は(うる)んだ眼の中に...   」敏子は沾んだ眼の中にの読み方
芥川龍之介 「母」

...牛は(うる)んだ眼を挙げて...   牛は沾んだ眼を挙げての読み方
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」

...がさがさ音がして犬の(ぬ)れて居る口の端に這い寄るものがある...   がさがさ音がして犬の沾れて居る口の端に這い寄るものがあるの読み方
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」

...急(にはか)に吾が面を(ぬら)しつ...   急に吾が面を沾しつの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」

...柔かな細(こまか)い雨が常に私の旅の衣を(うるほ)して居た...   柔かな細い雨が常に私の旅の衣を沾して居たの読み方
田山録弥 「春雨にぬれた旅」

...否(しから)ザレバ鳥啼(ちょうてい)虫吟(ちゅうぎん)(ちょうちょう)トシテ自(みずか)ラ喜ビ佳処(かしょ)アリトイヘドモ辺幅(へんぷく)固已(もと)ヨリ狭シ...   否ザレバ鳥啼虫吟沾沾トシテ自ラ喜ビ佳処アリトイヘドモ辺幅固已ヨリ狭シの読み方
永井荷風 「小説作法」

...おつぎは冷(つめ)たい雨(あめ)に(ぬ)れてさうして少(すこ)し縮(ちゞ)れた髮(かみ)が亂(みだ)れてくつたりと頬(ほゝ)に附(つ)いて足(あし)には朽(く)ちた竹(たけ)の葉(は)がくつゝいて居(ゐ)る...   おつぎは冷たい雨に沾れてさうして少し縮れた髮が亂れてくつたりと頬に附いて足には朽ちた竹の葉がくつゝいて居るの読み方
長塚節 「土」

...それを見たら私の心も少しはふことだらう...   それを見たら私の心も少しは沾ふことだらうの読み方
平野萬里 「晶子鑑賞」

...その時眼がんでゐるぢやありませんか...   その時眼が沾んでゐるぢやありませんかの読み方
牧野信一 「心象風景(続篇)」

...雪子の念入りにブラツシをあてられた睫毛が濡れたやうにんでゐるのを見た...   雪子の念入りにブラツシをあてられた睫毛が濡れたやうに沾んでゐるのを見たの読み方
牧野信一 「ダイアナの馬」

...長い睫毛か緑色の眼にうつとりとんで影を宿してゐた...   長い睫毛か緑色の眼にうつとりと沾んで影を宿してゐたの読み方
牧野信一 「籔のほとり」

...ただし地に落ちて沙に(ぬ)れず〉とあるは...   ただし地に落ちて沙に沾れず〉とあるはの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...私が貴郎の事をお案じ申すのはよけいな心配でございますか」と声も涙に(うる)みて聞ゆ...   私が貴郎の事をお案じ申すのはよけいな心配でございますか」と声も涙に沾みて聞ゆの読み方
村井弦斎 「食道楽」

...こんにやくの色の黒きも珍らしく蓬(せんほう)祭の末は殿の数槍(かずやり)曾良(そら)見るほどの子供にことしいもの痕(あと)芭蕉田舎(いなか)の祭だから...   こんにやくの色の黒きも珍らしく沾蓬祭の末は殿の数槍曾良見るほどの子供にことしいもの痕芭蕉田舎の祭だからの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...辛(かろ)うじて木葉の雫(しずく)で咽(のど)を(うる)おすようになったといって...   辛うじて木葉の雫で咽を沾おすようになったといっての読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

「沾」の読みかた

「沾」の書き方・書き順

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