...若し彼にして決然として...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...長年の政治生活に決然と袂別を告げた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...警部が決然として中にはいらなければならなかつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...しかして決然と戦えよ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこに置いてるものを決然と手につかんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然と後ろをふりむいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...決然として進退を宣告する言葉が出ませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...決然として面をあげると...
野村胡堂 「胡堂百話」
...あったらこの私が家へ置かなかったろうよ」決然としたものが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...」と決然と繰返す事が如何に苦しかつたか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ルグランは決然として先頭に立ってゆき...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...なのに、決然として、帰国するなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ベリントン大佐が後ろに決然と立っているのが見えたからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...遠くの方でスライトが決然として公園を横切っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...札木合(ジャムカ)は決然と露台から奥へ駈け去る...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...そんな金力や権力を決然と蹴(け)ったであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...そう思って彼はおそろしく決然と首を振った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...と決然として云ったよ...
横光利一 「旅愁」
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