例文・使い方一覧でみる「汗ばむ」の意味
スポンサーリンク...少々汗ばむぐらい歩き廻るのも中々悪くないものであります... 
石川欣一 「山を思う」
...どこなの？」汗ばむ程もしっかりと...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...少し汗ばむほどの陽気であつた...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...帳内（ちょうない）は火があるので汗ばむ程の温気（おんき）...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...太陽の直射を受けて歩くと軽く汗ばむ...
外村繁 「日を愛しむ」
...彼は額が汗ばむのを感じた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...毛皮の襟巻を少々汗ばむ頃まで用いる類の婦人である...
豊島与志雄 「風景」
...風はずゐぶん強いが汗ばむほど暖い...
中勘助 「府中のけやき」
...長き日を歩みつづけて汗ばむ額も寺の庭に入れば新樹の風ただちにこれを拭ひ...
永井荷風 「礫川※［＃「彳＋淌のつくり」、第3水準1-84-33］※［＃「彳＋羊」、第3水準1-84-32］記」
...汗ばむ位の気持だった...
中谷宇吉郎 「雑記」
...少し汗ばむような気がして...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...自分も笑いつつ何だか手のひらが汗ばむようだった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...真冬だというのに汗ばむような熱気が...
山川方夫 「その一年」
...汗ばむほどの小屋の暖かさにゆるんでいたからだは...
山本周五郎 「新潮記」
...三つづけて汗ばむまでふりしぼった上...
吉川英治 「剣難女難」
...清洲を立ってまだ汗ばむ程も歩いていないのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...肌の汗ばむような嶮（けわ）しい道をのぼりつめてゆくと...
吉川英治 「親鸞」
...汗ばむらしい姫の顔は艶（つや）やかな処女（おとめ）のにおいふくよかな円み...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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