...勝手気ままな真似を始めたというそのことが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...男ひとりの気ままな狂言を許さなかったのである...
太宰治 「花燭」
...ただ崑は少年の気ままから...
田中貢太郎 「青蛙神」
...自分は勉強するにしても気随気ままな方法を執っていたから...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...はじめから気ままをさせちゃいけない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...このごろはもう気ままな道楽商売...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...国王が大層お好きな自由奔放で気ままな脱線は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...メアリは気ままにしゃべっている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...決して自由気ままな生活ではなくて...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...お関にだけは新らしいのを作ってやったりするので益々図に乗ったお関は家中の殆ど主権者と云って好い位自惚(うぬぼ)れて勝手気ままに振舞って居た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...ますます気ままに自分の幻想を人々の前で駈けまわらせるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝手気ままに生きてゆくんだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...人の羨む自由気ままな数日を送っている...
吉川英治 「江戸三国志」
...気まま仕たいままな...
吉川英治 「大岡越前」
...母は自分の気ままから叱るのではありません...
吉川英治 「三国志」
...若殿の気随気ままに唯々(いい)として引かれたのでは...
吉川英治 「私本太平記」
...「――この手で、まだまだ、勝手気ままに、清盛入道は、叙位(じょい)除目(じもく)を私(わたくし)するじゃろう...
吉川英治 「親鸞」
...大火の呼び起こす烈風がその方向を気ままに変えることや...
和辻哲郎 「地異印象記」
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