...リドオやフシナを散歩しようと云ふ気になるかの...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...それでも幾等か気になるので枕頭の障子の破れから覗いた...
田中貢太郎 「怪しき旅僧」
...あの娘はそんな病気になる……親一人...
近松秋江 「狂乱」
...鉢に盛った鶏卵が少し気になるが...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...少し気になることがあってね……...
豊島与志雄 「自由人」
...それが衰えるから病気になるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...もういっそう気になるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬はまたも気色ばんで詰問の語気になると...
中里介山 「大菩薩峠」
...本も何も買えなくても善いから為替(かわせ)はみんな下宿料にぶち込んで人間らしい暮しをしようという気になる...
夏目漱石 「倫敦消息」
...という気になるのも境遇のしからしむるところであろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...おふくろはほんとに慍(おこ)ったのかしら……と彼は少しづつ気になる...
原民喜 「おふくろ」
...さもなければ我々菜食人種は病気になる事受合だ...
古川緑波 「駄パンその他」
...海砂利水魚の……」ああ気になるなあお艶ちゃん...
正岡容 「寄席」
...恐ろしく気になる...
眞山青果 「茗荷畠」
...またいい気になることを許さぬような悩みにおそわれたが最後...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...冷たい理智(りち)の一面よりお見せにならなかった恨みも言ってみたい気になるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほかにもやる気になる者が出てくると思う...
山本周五郎 「さぶ」
...いい天気になると...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??